まっ★つんの避暇地

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合コンにいったらいろいろあって心に傷を負ったハナシ

まずはいつものごとく前置き。下の「本題」まで読み飛ばしてもらって構わない。

前置き

人は予想だにしない攻撃を受けると、咄嗟に的確な対応ができることは稀である。もちろん個人差はあるが。
時間をおいて、冷静にそのことを考えてからやっとなにかしらの行動を起こせる。
 
攻撃とは物理的に肉体にダメージを与えてくることかもしれないし、精神が被害を被るような"口撃"かもしれない、あるいは後述するような、金品などを失う、物質的なところで被害を受ける類のものであることもある。そしてそれは往々にして精神にもダメージがいく。
 
例えば激昂した友人が自分に文句をつけてくる。その瞬間は脳のメモリは聞くことと驚くことに割かれ、それについて考えたり反論する余裕はない。
 
時間がたち言われた言葉を反芻すると、それらの暴言は言われの無いものに感じ、怒りを覚え、言い返そうとする。
 
皆さんもこんな経験があるのではないだろうか。
 
しかし経験上この段階ではまだ自分は冷静ではなく、言われたこと一つ一つに言い返すのに必死で話の本筋を見失っていたりすることが多い。
 
さらに時間をおいて相手の主張と自分の論をしっかりと考えてはじめて、自分や相手の過失の割合や正しさがわかったりするものである。
 
この前置きで言いたいのは、私は今上述した第3段階、つまりかなり時間をおいて冷静な状態にあるということである。
 
その上であえて言おう。今回私は詐欺まがいの被害にあった。少額だが、騙された額は問題では無い。私は心に傷を負ったということ、これが最重要である
 
その一部始終を書き記すので、参考にしていただきたい。
 

本題

「会長(私のあだ名)、合コンいかへん?」

今思えば、そのLINEがすべての始まりだった。

彼女は3年おらず、恋人という概念が都市伝説のように思えるようになって久しい私にとって、その言葉はさながら楽園への招待状のようだった。

当然私は二つ返事で了承し詳細を聞くと彼(友人Aとする)は以下のようなことを言ってきた。

・私の友達を呼んで欲しいということ
・幹事はAの知り合いの社会人だということ
・幹事、A、私、私の友達(Bとする)、の4人と幹事が呼ぶ女性4人の4対4の形式だということ
・相手は結構年上かもしれないということ

4つ目は無問題であった。まさか某掲示板で頻繁に語られているような、50台のモンスターが来襲するような事態にならなければ多少の歳の差など知ったところではない。そんな事態に陥らないであろうというくらいにはAを信用している。

気になったのは1つ目と2つ目である。もしかすると、マルチ商法であったり宗教の勧誘かもしれない。一瞬は頭をよぎったが、そこもAへの信用から、すぐにそのような考えは霧散した。

どちらもそれこそ某巨大掲示板で語られるような創作にちかいお話である。


そして当日。

私は大阪の某駅でAとBと合流し店に向かった。

Aが言うところによると、幹事は40歳で芸能関係の仕事をしているとのことである。

店に着くと席に通され、幹事は既にそこにいた。

軽く自己紹介をお互いに済ませるとすぐに女性陣が到着した。刹那、私は絶句した。

ブスである。

この文章の流れなので、なにかオブラートに包んだ表現を一瞬考えようとはしたが、そんな手間もかけたくないくらい、清々しいほどに見た目がよろしくなかった。Aはある程度予想していたような顔をしていたが、Bの顔はひきつっていた。私は心の中でBに土下座を繰り返した。

そして幹事を中心に会話は始まったが、正直内容の3割も覚えていない。歳が30だったということくらいが脳裏に焼き付いている。

放心状態に近いかたちで話を聞いていると後半、幹事の身辺の話になった。

芸能事務所とも関わりがあるようで、某国民的アイドルグループと飲み会をしたり、某イケメン俳優とも知り合いのようである。

最初はうさん臭かったが、某有名人とのツーショットが掲載された雑誌も持ちだしたことで完全に信用し、後半は彼の話を聞くことが主だった。彼以外の七人は別世界の人間を見るような目で見ていた。

しかし幹事も女性陣には期待はずれだったようで、早々に解散ムードになり、店を出た。会計は幹事が済ませ、店の前でさようならを言おうとしたところで違和を感じる発言が幹事から飛び出した。

「ひとり5000円やけど、4000円でええわ」

もし私が素面であったなら、あるいは直前に彼に憧れを抱いていなければ、この時点で何かを感じ取れたはずである。

しかしたかだか20そこらの田舎者の若造である私。酒も飲み慣れておらず、さらに芸能人と関わりがあると聞けば彼を条件反射的に自分よりも1つ上のステージの存在と思ってしまっていた。

私の頭のなかは
「この人と仲良くなればアイドルや女優とお近づきになれるかもしれない」
これに尽きた。

疑問を持つことなく、1000円札を4枚出すと彼は私とBに耳打ちで、明日の同じ時間に来いと言った。私とBは二つ返事で了承した。

帰りは足元が覚束なかったが得体の知れない高揚感に包まれていた。
 
この会の怪しさや不可解な点に私が気が付くのは、酔いがさめた翌朝のことであった。
 
つづく

 

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