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まっ★つんの避暇地

本とか映画とかマンガとかの感想を書いたり紹介したりするブログです

合コンにいったらいろいろあって心に傷を負ったハナシ(つづき)

 

mattunngeousgor.hatenablog.com

 二十歳のバカな学生が美味しい思いをしようとして返り討ちにあった話のつづき。

 

 

目覚めた私は前日のことを思い返した。

 

やはり相手、すなわち4人の女性のことである。なるほど、これが外れというものか。合コンの経験に乏しい私はなんとなくうれしくなっていた。ひとつ話題ができたと。にしても、学生3人と40のおっさんに対して30の女性4人とは中々カオスな空間だと。

 

そこで気付いた。そもそもなぜこのようなミスマッチが起こったのだろうか。

 

女性側の表情を思い出しても、「え?年下?学生??なんで??」と言わんばかりの顔だった。

 

これはおかしい。そこまで考えたところで、以前親父の友人が話していた合コンの失敗談を思い出した。

 

「一昔前、合コン仲介業者みたいなのを使ったことがあってな。別に恋人を作ろうみたいな魂胆はなく、ただ単純に女性と一緒に話をしながら飲みたいと思ったわけ。キャバクラは高いし。40の男4人が集まって、業者に連絡して、25の女の子を呼んでくれ、こちらは29やって伝えたんや!(笑)んでいざ店行って対面したら向こう顔面蒼白(笑)ほっぼ会話無かったわ(笑)」

 

当時はどんな嘘だと突っ込んだが、状況は酷似している。聞くところによると、その業者は仲介料で稼いでいるらしい。例えば1人4000円を集め、3000円は店への飲食代、1000円を儲けとする、と言った具合。

 

どう考えてもそのパターンである。

 

考えだすとキリがなく、食べ物はしょぼい、きっちり女性からも金を取るわ、店の店長と知り合いであるし、支払いのシーンは誰も見ていない。

 

完全にしてやられた。

 

Aに突っ込むと、幹事から誘いがあるときは毎回別のメンバーを呼べという指示があるらしい。確定である。気付かせないためだ。

 

全て気付くと怒りよりも情けなさでいっぱいになった。しかも今日も行くと言ってしまっている。無視してもよかったが、一応紹介してくれたAの顔を立てる意味と、幹事と付き合いを続けても芸能人と知り合えることはないのか、本当にただのおっさんなのか、を確かめに行こうという結論にBと至った。4000円は勉強代である。

 

行ってみると会場は前日の飲み屋の目の前、相手は32歳が4人。もうこの時点で泣く寸前である。もしかすると涙が出ていたかもしれない。

 

私たちがひとつ間違いを犯していたのは、「言っても相手はサクラなわけではないし、上手くやれば美味しい思いができるかもしれない」と考えていたことである。

 

はっきり言ってそんな未来は元からなかった。まずやり口から言って同年代をあてがうことはあり得ないし、相手がサクラであろうがなかろうが、現実的に考えて30を超えてそんな場に来る女性が、突然現れた大して格好良くもないガキに興味を示すことなど微塵もないのである。

 

そんなつらく重い現実にようやく至ったとき、幹事がひとりお手洗いに立った。この時私は場を盛り上げようだとかそんな気は一切なく、ただただ帰りたい一心だった。月曜4限の講義中よりも帰りたかった。

 

そんな折、女性陣の幹事が申し訳なさそうに口を開いた。

 

「君ら、これ何回目?」

 

この女性、完全に気付いている。まさか、相手側まで仕込まれていたとは。本当にその場で腹を切りたかった。明智光秀に裏切られた織田信長切腹時の心境を瞬時に理解してしまった。

 

しかしくわしく話を聞くとそうでもないようで

 

「あたしは2回目でさっきやっと気付いたんやけど、多分、そういうことよね…。ほんまにごめんね。」

 

被害者面をしている。許せなかった。すると別の女性が

 

「え?もしかしてお金払わされるやつですか?…引くわ~…。学生相手にそんな狡いこと普通します??はぁ…。…なあ、君らさえ良ければあのおっさん以外でこのあと飲みに行かん?」

 

前言撤回。超いい人達だった。手のひらがすごい勢いで裏返った。てか一瞬で色々察するあたり頭の回転もはやい。なんなら最初から綺麗な人達だと思っていたよ私は。最初から。私とBはすぐに了承し、このあとのことの妄想にふけろうとすると幹事が帰ってきて、間もなくお開きムードとなった。

 

なお、最中の幹事の話や芸能界の自慢など、全て前日のものと酷似していた。ここが一番の見切りポイントだった。呆れてものも言えないとは、この瞬間の感情であることは一生忘れないだろう。まるで前日にタイムリープしたかのようである。

 

前日と同じく店を出ると女性陣から金を集め、自分は新幹線があるからといって幹事は我々男を連れて女性と逆方向に歩きだし、素早い解散となった。

 

しばらく歩いたところできっちり野口4枚を回収され、タクシーに乗って風のように去っていき、やっと気付いた。

 

女性と連絡先交換してねえ!!

 

時すでに遅く店の前にはおらず、幹事にLINEしても既読スルー。途端に先ほどまで話していた女性たちの存在が遠のいたみたいで、砂漠にいてオアシスが幻覚で見えるなんて馬鹿にできなくなった。

 

素早く解散したのもLINEを無視したのも、我々と女性陣がつながるのを少しでも避けようとしたのだろうか。

 

女性陣の誘いも純粋なものだったのか、はたまた私とB以外全員グルで、幹事への意識を背けさせようと意図したものだったのか、今となってはわからない。

 

ただひとつわかることは、なまじ光が見えると、消えた後の闇の濃さは見える前と変わらないにもかかわらず、その絶望は計り知れないものになるということである。

 

要約すると、ワンチャン見えたのにミスって逃した、なんかこれ単純にただ騙されるだけより辛いわ死ね、と言ったところか。

 

そんなこんなあって私とBの2日間は幕を閉じた。落ち着いて思いなおすと騙されたのも、2回目行ったのも、連絡先を聞き忘れたのも、私がバカだったことに尽きる。それでもあえて言おう。

 

まとめ

 

はっきり言って、20も離れたガキから小銭を稼ぐような大人はクソである。詐欺では騙された方の不注意も原因であることは理解している。しかしそんなことはどうでもいい。こちらの感情の問題だ。端的に言って許せないし反吐が出る。あんな大人がいるから社会が良くならないんだと断言できる。速やかに金をばらまいて命を落としてほしいと願う。

 

こんなことを書いてもなんにもならないことは重々承知だがこうやって文章にでもしなければ収まらない。文章が幼稚で筋が通っていないのは怒りの表れということでひとつご勘弁願いたい。

 

あともうひとつ。

 

あのときのお姉さん!!あの言葉がその場のノリじゃなければ飲みに行きましょうまじで!!!!!!

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