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まっ★つんの避暇地

本とか映画とかマンガとかの感想を書いたり紹介したりするブログです

【本】 意外と理論派 『本気になればすべてが変わる 生きる技術をみがく70のヒント』松岡修造著

本の紹介

みなさんいかがお過ごしでしょうか。まっ★つんです。

突然ですがみなさんは松岡修造という人物をご存知でしょうか。元プロテニスプレイヤーでウィンブルドンベスト8、現在は熱血キャラとしてスポーツキャスターをしている除菌マンです。

febreze1

除菌


彼はそのアツさがひとつのキャラクターであり人気を博しています。

「今日からお前は、富士山だ!!」

と叫んだことのある人も多いのでは??(落ち着いて考えるとまじで意味わかりませんが)

 



ところで最近私はこのような本を読みました。



松岡修造氏が書いた本です。いかにもですね。

今回はですね、この本で本当に生きる技術がみがけるのか検証してみたいと思います。

内容はタイトルの通り70項目の一言アドバイス的な”ヒント”がありそれぞれに1~2ページの文章が付属している形式です。


2重人格なんじゃないですかね

6 ストレスとリカバリーのバランスシートで、どれだけストレスを感じているか、採点してみよう。
  
  現役時代の僕は、「ストレスとリカバリーのバランスシート(貸借対照表)も書いていました。これは、精神のバランスがどれだけとれているかをチェックするものです。―

 …滅茶苦茶真面目じゃないですか。早速思ってたのと違うんですが。なんかそのへんの自己啓発本みたいになってますよ。修造らしさを見せてくれよ!!(失礼)

冗談はともかく、普通になるほどって感じです。要は日々の生活でストレスがたまる行動や現象と逆にリカバリーになるそれらに個別に点数をつける。1日の終わりに計算して合計の収支がゼロに近いほど精神のバランスがとれた1日を過ごしたことになるというもの。面白そう。


書くことが重要ってことを今日何度も言っときます(CV.マドンナ古文の人)

9 自分の思いを文字にするくせをつけると、くよくよしたり腹が立ったりしなくなる。

  ―(前略)―けれど、思いを文字にすることで意識化すれば、恐れや不安や怒りを取り除くことができ、「この部分の見方をちょっと変えれば、うまくやっていけるんじゃないか?」と、互いの意見をどこですり合わせればいいか、着地点もなんとなく見えてくるものです。また、自分の意見の問題点も見えやすくなり、軌道修正も容易になってきます。―

 …どう考えても別人ですよねこれ(しつこい)。まあこんなイメージを持たれるくらいバラエティ(というか「とんねるずのスポーツ王は俺だ‼」限定か)に出まくる向こうサイドにも問題があるということで。

 

いつかの記事でも取り上げた出力することの恩恵の話ですね。本書ではちょっとベクトルが違いますが。あとで冷静になって考えれば大したことでは無かった、ってのはよくある経験だと思いますが、その考えることをなにかに書きだせばさらに冷静になれる、みたいなことなのでは。

どうでも良いですが、こうやってふと知識や事柄が接続したときに、本で読んだことが教養に近づいた気がします。やっぱり質より量。



周りを気にするのは人間の特性じゃなくて日本人の国民性でしたっけ


18 短所ばかりにとらわれるより、長所に目を向けて自分をほめる。


  (前略)――でも、とにかく自分でほめようと思い、ボレーを決めたときには「ナイスボレー、修造!」と叫んでいた。観客は笑っていましたが、人から笑われようが「アホか?」と思われようが、自分にプラスになることなので気にしませんでした。

 これでこそ松岡修造ですよ(それはそう)。テレビでよく見る光景ですね。私はこういうシーンをテレビで見ていると「キャラづくりおつかれW」とかすぐ言うひねくれボーイですが松岡氏は多分素がこれなんでしょうね。私もこういう純粋さと素直さが欲しいです。

これは単純に根拠のない自信をつけて気持ちをラクにするとかそういう目的なのでしょうが、松岡氏のようなアツさを前面に出す最大の効能は、人の目を気にしなくなることなのではないかと。人の行動を縛るものとして他人の自分への評価や思いの揺れ動きというものは中々大きな部分を占めていると思います。不自由さから逃れる第一歩は人の目を気にしないことです。本書のヒントは大半がこれに行き着くものかもしれません。


名の人が書いてたら手にもとらないじゃないですか


 とまあ序盤のあたりを見てみましたがどう感じましたか。私は普段かような本(〇〇のための方法△△個!みたいなうさんくさいハウツー本)を読まないので詳しくはわかりませんが、内容としては結構どこにでも書いてあるものなのかもしれません。

しかしそれをあの松岡修造が書いているという事実(実際に書いているのがゴーストライターだとしても、彼の名前が著者欄にあるという意味で)が内容に価値を与えるのです。そしてそれは悪いことではありません。なぜなら中身は間違っていないから。むしろ著者の名前だけで理解が1段進むのならこんなに喜ばしいことはないでしょう。

ほかに気になったのは、氏のスポーツキャスターとしての経験のコラムが割と面白い。北島康介さんや錦織圭選手などをはじめとした超一流アスリートについてのエピソード。大体がインタビューに行ったときに感じたこと等ですが、これも松岡氏だからこそ書ける内容のひとつですね。

 というわけで、生きる技術がみがけるかどうかは不明ですが(それもどうなのか)、既知あるいは常識的な考えを違った角度から改めて理解させてくれる1冊。さらに、(良い意味で)ネームバリューが与えるものの大きさを知る1冊。

(日めくり)まいにち、修造!

(日めくり)まいにち、修造!

 

 

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